第2章 妄想で終わるはずだったのに
「あ"っ!?い"…い…たっ…」
突き立てられた歯は更にぐっと力を込められる。
付けられた歯型にじんわりと血が滲む。
首筋に走る激痛に布団のシーツを握りしめて耐えていると今度はぬるりと生あたたかい舌が付けられた歯型から滲む血を舐めとるように、そして痛みを慰める様に優しく這った。
痛みと快感を同時に与えられたなつが甘い吐息を漏らし始めるとまた別の箇所に歯を立て噛み付く。そして舌を這わせる。
それを何度も繰り返す。
首筋から胸元にかけて歯型があちこちに残された。
「ぁ…や…め…っん…」
「どうやらその餓鬼臭い顔は痛みを与えると雌になるらしい」
男は嘲笑を含みながら指先を膣口に宛がった。
同時にくち、と音が鳴る。