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ミオソティス【狩人】

第1章 船旅と出会い


「つまり、オレの質問には答えられない。
…それじゃお前等も今すぐこの船から降りな」
「「!?」」


船長の言葉にクラピカとレオリオは目を見開いた。


「まぁだ分かんねぇのか、ハンター試験はとっくに始まってんだよ。そっちの坊主は気づいてたみたいだがな」
「なに!?」
「誰が坊主だ」


ガキと言ったり坊主と言ったり失礼な奴ばかりかここは。

船長は私の不服を無視して話を続けた。
ハンターの資格を欲する人数は星の数程いる、しかしその全てを審査するほど審査員に人的余裕も時間も無い。
だからこそ船長たちのような人が雇われ、受験者を振るいにかけるのだという。ハンター試験を受ける資格があるのかどうか。


「既にお前ら5人以外は脱落者として審査委員会に報告した」
「は?5人って…4人だろ」
「そこの犬っころも受けにきてんだろ?」
「当然でしょ。だから5人で合ってるよ」
「犬がハンター試験だと!?舐めてんのかてめぇ!!」
「たかが嵐でダウンするような奴すら受けようとするんだから別に問題ないでしょ」


私たちが本試験を受けられるかどうかは船長の気分次第。よく考えて質問に答えろ、という船長の脅しのような言葉に悔しそうな顔をするレオリオ。ハンター試験を受けるには船長の言うことを聞くしかないと分かったのか、クラピカは観念したかのように口を開いた。


「私はクルタ族の生き残りだ。
4年前、同胞を皆殺しにした盗賊グループ“幻影旅団”を捕まえるためハンターを志望している」


クルタ族。私も知っている。
世界七大美色の1つに数えられる“緋の目”を持つ少数民族。
4年前にルクソ地方で起きたクルタ族虐殺事件は、その残虐性から大きな話題となり当時は様々なニュースや記事で報道されていた。

元々悪名高かった“幻影旅団”の名が更に広まったのも、この事件が起きた後からだ。



仇討ちなどハンターにならなくても出来るじゃないか、というレオリオの意見にハンターでなければ入れない場所、聞けない情報があるのだと答えるクラピカ。君の脳みそに入りきらないほど、と嫌味も加えて。


再度名を呼び捨てされて憤慨するレオリオを、宥めるようにゴンが手を挙げた。


「レオリオさんはなんでハンターになりたいの?」
「オレか?オレの目的はズバリ…金さ」


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