第10章 行軍
「ああこれはこれは。いやいや、私なら偉大なるドマ城を相手に戦おうとは思いませんよ。なにせ貴方が背にしている城壁、まるで何もない壁に見えて上まで行けば競り出していて登ることも降りることも適わなくなる」
「なに……?……詳しいな」
ケフカ様は余裕そうに構えると悠然とドマ城がいかに防戦にすぐれ、それにより敵が討ち取りやすいかを賛美し始めた。
「私はしがない建築家でして。
さらに素晴らしいのは城の周囲の"ホリ"だ、確かドマではそう呼びましたよね?城とは何処かが攻めやすく脆弱になるものですがその点ドマは穴がない、自然の川を利用したものでしたかね。人数が不利であろうが籠城してしまえば簡単に優位をとれる」