第10章 行軍
「色?」
肩越しに見上げた瞳がジロリと私を見下ろした。ゆっくりと視線が舐めるように私を辿り首筋に口付けられる。びくり、と体が跳ね精一杯の非難の視線を向けるとニヤニヤと笑われた。
「美味しそうな色ですかね?」
「適当な事を言わないで下さい……!」
そうこうしているとレオ将軍の声が上がった。全軍がアーマーを一斉に停止させる。肉眼からはまだ確認できないがこの森を抜ければ完全にドマ近隣となるだろう。
「日が落ちる前にここに拠点を作る。全軍ただちにとりかかれ!」
「「「はっ!」」」
地を揺るがすような一糸乱れぬ返事と共に皆が競うようにアーマーを飛び降りて作業にとりかかる。今まで見てきたケフカ様率いる部隊とはまるで違った。