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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第19章 インターハイ予選へ


澤村side




ばさりと目の前で広げられたそれにみんなが口をあんぐりとあけて息を呑む




清水と武田先生
花澄が広げた黒い大きな横断幕は




白い文字で



飛べ




とだけ書かれていて




それがグッと心の奥にまで響いた




「こんなのあったんだ!」




「「よっしゃぁぁあ!!じゃあ気合い入れてー‥」」





スガが嬉しそうに声を上げる横で
すっかりテンションの上がった烏野のムードメーカー達が顔を赤くして大声を出す




「まだだっ」



「「?」」



「多分ー‥まだ終わってない‥」



横断幕を握る清水と花澄が深呼吸をしたのが見えて
西谷と田中に小声で声をかける



「「??」」




「‥」






何が始まるかは分からないが
2人が何か言おうとしている




少しの沈黙のあと








「が‥‥」





「?」





「がんばれ」



『頑張ってくださいっ!』





聞こえるか聞こえないかくらいの声でがんばれと言った清水がぷいっと背中を向けて走っていき



恥ずかしそうに大声を出した花澄もその背中にパタパタと走ってついていった





そして下まで降りてくると花澄が俺の前に立つ




『これ‥‥大地に』




小さな手で差し出されたのはおそらく手作りであろうお守りと
封筒に入った手紙だった





お守りを受け取った手のひらがじんじんと熱くなり



喉がきゅっと狭まるような感覚


どうしようもない感情が込み上げてきて




目頭が熱くなって
流れる涙を腕でゴシゴシと拭う







「清水‥‥花澄‥‥っ」



「こんなのハジメテッ‥‥」


「こんなんありかよっ‥」



同じくお守りと手紙を手渡された旭とスガも
堪え切れなくなって
大粒の涙をぼろぼろとこぼしていた




「「‥っ‥!‥っ‥‥!!」」




そのあとも一人一人にお守りと手紙を渡していくと
普段あんなに煩い西谷と田中は声すら出ないのか



無言でぼろぼろと涙を流していた





そしてしばらくの沈黙ののち



感情が爆発した部員達の雄叫びにも近い泣き声が体育館中に響いた






「うわぁぁああわん」




「うおおおん」


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