第4章 初任務・風ノ国の要人ドロ!!
店を出たカルタは、あのプレッシャーが夢だったのかと思うくらい、我愛羅に対して普通に話しかけ、挙句「家まで送るよ」と言い出した。
「そういうのは…お前が言うことじゃない。」
『じゃあ我愛羅くんが送ってくれるの?』
チッ…と小さく舌打ちをし、我愛羅はカルタの宿泊先を聞いた。──どうやら送ってくれるらしい。
『嫌なら、送らなくてもいいのに。』
カルタが先に食べていたのに食べ終わりを合わせてくれたり、不本意な食事なのに会計を持ってくれたり、今も嫌々ながらカルタを送り届けようとしている。
恐らく、我愛羅の家は教育が行き届いているんだろう、とカルタは思った。
それからカルタが一方的に言葉の手裏剣を投げ、ドロの家に着いた。
『それじゃあ、ありがとう』
カルタの礼に我愛羅は何も返さず、夜に消えてしまった。
──────…
ドロの家に戻ると、息子のお馬さんごっこからの忍者ごっこですべてを失ったカバネが、屍となっていた。
「一日中、離して貰えなかったんだって~」
『カバネの分も、私たちはしっかり生きていこうね』
カバネが恨めしげな視線を向けたが、皮肉を言う余裕もなく、床に這いつくばっていた。
ドロの息子は遊び足りないらしく、「あそぼ~」とカバネに絡みにいったが、瀕死のカバネが「…これは、滑り台ごっこ、です…」と地に伏した。ムクロはそれを見てゲラゲラ笑った。