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【NARUTO】緋願ノ花

第5章 合同任務・第十班 狂気と料理の依頼人


翌日、シカクら二小隊は、危険な動植物の多い山頂コースに入った。入口に早速ワイヤートラップがあり、カバネが謎の液体でジュウ…と溶かした。その後襲ってきた毒ヘビはムクロの鋭い蹴りに沈んだ。

シカマルは再度、ドクミが出したリストを振り返る。
たしか、”ヌシナマズ”が生息している沢はこの辺りだったはずだ。そして、山頂へ行くためにはその沢を横断しなければいけない。

ヌシナマズ───...
元々、外から持ち込まれた外来種だが、大半の原生生物を駆逐し、河を治める首領となった。
何度か、草隠れの忍による討伐隊が組まれたが、対処出来ずにそのままだ。

忍ですら勝てなかったのは、そのナマズ自身も忍術を扱うからだ。

「そろそろ、例の生息域に入るわけだが...」
フーっ、とアスマが煙を吹き、それが後ろのいのに被弾した。

「ちょっと先生!!」
「悪い悪い」
「悪いじゃないわよ!」

アスマの煙は、モクモクと濃霧のように濃く、空気中を昇っていく。しばらくして、森をうっすらと覆っていた霧と区別がつかなくなった。
思わず、カルタは瞳にチャクラを込め、写輪眼を出した。

とその時、川から炭酸水をひっくり返したような水泡がブクブクと立ち、黒い巨大な影がゆらりと小隊のすぐ近くを通った。


「噂の主がお出ましだ」

シカクのその声と同時に、川が海のように大きく波打ち、その水は長く特徴的な髭を形成し、ナマズのような姿になる。

『素晴らしい水遁使いだね』

「ちょっとカルタ、アンタ悠長しすぎじゃない?!」

『魚には負けてられないもの』

──火遁・豪火球の術!!

蒼が混じった炎が、水が象るナマズとぶつかり、周囲の霧は更に濃くなった。

「風遁・大突破!!」

カルタの火力を、アスマの風遁が後押しした。

「いの、俺が本体を引っ張り出す。心転身の準備をしろ」

カルタのすぐ後ろで、シカクといのがそう話しているのが聞こえた。なら、

『火遁・飛梅!!』

ぼんっ!

カルタの指先から、文字通り梅のように丸い火玉が飛び出し、磁石のように魚影を追尾して水中で爆破し、ザバン!と音を立てて魚影が水中から飛び出した!


「影首縛りの術」

「心転身の術!!」



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