第4章 初任務・風ノ国の要人ドロ!!
「あの方の連絡先を頂きました。今までで一番、忍になって良かったと思っております。」
「オレ今すごく双子やめたい」
満悦そうなカバネに、死んだ顔のムクロ。
そして、最早それをスルーするカルタとシカク。
「あの依頼人については、儂も頭を悩ませているところじゃ…ところで第零班の次の任務は…」
「次も虫がいそうなところがいいです。」
「芋堀とかそーゆーのでいいよ」
『おつかいがいい』
カバネは兎も角、芋堀は芋を貰える可能性があるし、おつかいはついでに自分のものを買ってもバレない美味しい任務である。
「お前たち無欲だな…」
「さっきそこでナルトが騒ぎおっての。Cランクの護衛任務を与えたところなんじゃ」
カルタには、「オレってばもっとこうスゲェー任務がやりてーの!」と火影とイルカの前で駄々を捏ねるナルトが容易に想像できた。
「それで、同期の下忍班にも同程度の任務を振ることにした。実践経験を積む上で第七班だけを優遇しては不公平じゃろう。」
三代目に案内され、ひとりの男が入ってきた。
「砂隠れのドロ、と申します…」
消えそうに、泣きそうな、か細い声の男だ。
「砂隠れの忍者アカデミーで理事長をしていらっしゃる方じゃ。」
「三代目様、あとは私自身で話させて下さい…。」
そう言い、か細い声の男は一歩前に踏み出し、軽く会釈した。
「私、最近妻と別れまして、とても円満とはいえない離婚でした…。木ノ葉には息子への誕生日プレゼントを買いに来たのですが、妻がならず者に私の殺害を依頼したと…砂から連絡がありましてね。
砂まで私を無事送り届けて欲しいのです。国境にさえ入ってしまえば、あとは砂の忍者に届け出るつもりなので…」
どうか、よろしくお願いします。と、弱々しい声でドロは頭を下げた。