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もう一度、を叶えるために。second

第19章 オビトを釣ったつもりが…



けれどもやっぱりダメだったみたい。

ばらばらと散っていく気配がする。

もう一回、って思ったんだけど、力が入らなかった。

狭くなる足場。

抱きかかえてくれてる先生の感覚だけが頼りだった。


「飛ぶぞ!」


え?

「うわっ…!」


ザッバアアァン!!!


凄い水しぶきを感じながらも、水に落ちる感覚はなくて、ぶらんぶらんと体が揺られていた。

そこで初めて気がついた。


目が見えなくなっていた。


「凄い音がしたってば、よ…って!!カカシ先生!?」

あれれ?
誰だか分かるってばよ?

「こんな所で何してんだってばよ!?」

ナルトの大声が反響してよく響く。
水嵩の多い川なのか、やたらと轟轟という水音がしている。

ここ何処だろ?
谷間なのかな?

「ナルト!丁度良かったよ…!ちょっと手を貸してくれる!?」

「分かったってばよ!」

大声での会話から、ナルトはかなり上の方にいるみたい。
先生も体力の限界なのか、さっきから身動きが取れていない。

じっとしていると、沢山の足音がわらわらと集まってきた。
「大丈夫か?ボロボロだな、先生。」

「このねぇちゃん、誰だ?」

ナルトの声ばっかりだ。
もしかして全部影分身?

重い体に力を入れて、どうにかこうにか首だけを上げる。

「お前…!エニシじゃねぇか!!その眼、どうしたんだってばよ!?」

「「エニシだって!?」」

「本当だ…!」

「お前も全身ボロボロじゃねぇか!」

「どうしたんだってばよ!目から血が出てるぞ!?」

あー…なるほど…?

目から血が出てる、ね…。

これ、オーバーワークだわ。
無理矢理チャクラを捻り出した後遺症ってとこかな。

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