第19章 オビトを釣ったつもりが…
やばいよやばいよやばいよヤバいから!!!
なにこれなにこれナニコレどうしよう!!!
落ちる!!落ちてる!!!
「落ちてる!!」
「見りゃ分かる!」
ですよねぇえええ!!!
どうしようどうすれば!?
あ!!!
瞬間移動で空へ!!
一瞬の浮遊力のあと、また落下。
「……ダメだあぁぁああ!!」
「もう一回!!もう一回だ!!」
先生の言葉に反射的に瞬間移動を発動。
ぱっと空へと戻った瞬間、ぼふん!と足元に岩盤が現れる。
…これは、いつぞやのストーンプレス!?
「よく覚えてましたね!?」
「そんなこと言ってる場合じゃないから!」
そうでしたあぁあ!!
っていうか、足場めっちゃ不安定!!
「ひぃっ!」
突然、岩盤は空中分解し、ばらばらと風に煽られ、四方八方に飛び散る。
空へ!!
…浮遊感のあと、また落下。
この感覚、トラウマになりそう…!
いつまでこんな状態が続くの…!?
ぼふん、とまた岩盤が足元に現れる。
「諦めるな、大丈夫だ、俺達はまだ生きてる!」
先生…!
「はい!!」
大丈夫。
こんな状態でも、まだなんとかなってるんだもん。
さっきよりも地面は近くなってる。
でも、落下速度は格段に落とせてる…筈よ!
ふらふらとしながらも二人でバランスを取っていると、またばらばらと岩盤は砕けて散っていく。
もう一回!!!
「あ、あれ…?」
発動…しない…
「あれ!?」
うそうそうそ!!
今はまずい!まずいから!!
もう一回!!
…出来た!
良かっ…た…
「エニシ!!」
ぐらんぐらんと回る視界に、明滅する光の数々。
どう…なってる…の…?
「しっかりしろ、エニシ!」
ぼふん、と音がして、足元にゴツゴツした岩肌の感触があった。
先生が出してくれたんだ。