第19章 オビトを釣ったつもりが…
その時、ふと、万華鏡がいつもと違う感覚がすることに気がついた。
これって…
もしかして…!
「私は自分の言葉は曲げない。絶対やり通す。」
「させると思うか?」
私は、ニヤリと笑った。
「やるったらやるの。絶対に逃げ切ってやる。」
そう言って、大きく息を吸った。
そして、
「先生ぇぇえええ!!!」
探してる暇がないもんでね。ごめんよ。
叫んだら、目の前のイタチはびっくりし、先生が大慌てで地面からボコッと出てきた。
狙い通り!
私はすかさず瞬間移動で飛び、先生をキャッチ。
その瞬間、ブンっ、と重い風切り音がする。
反射的に身を屈めると、頭上で鮫肌が振り回された。
「逃がしませんよ。」
「逃げさせていただきます!」
言うと同時に空中に亀裂が入り、迷うことなく飛び込んだ。
ググン…
空気の塊に押し出されるようにして、別の亀裂から吐き出される。
「…え?」
本当に、ぽいっと放り投げられたような感覚。
「ええぇぇぇえええ!!?」
からの、空から真っ逆さまなんですけどぉぉおお!!!?