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もう一度、を叶えるために。second

第18章 白虎のお里に行ってみよう



「エニシ…!?」

「先生、しまってください!」

一瞬で意図を理解した先生は、素早く額当てを下ろした。
それと同時に小さな渦巻きは消滅する。
それを確認してから崩れるようにへたり込んだ。

「…びっくりした…。」

まだ、心臓がドキドキしてる。
こんな所にオビトが出てきたらマジで詰む。
双子の故郷が滅茶苦茶になりましたとか笑えない事態だよ。

「もしかして…オビトか…?」

「多分。先生、自分の後ろに渦巻きなんて作ってないでしょ?」

「あぁ。やったのは、お前の後ろの木の枝だけだよ。」

改めて聞いて、ぶるっと背筋を震わせた。
良かった〜大惨事にならなくて。

「…ビミョーな気分だネ。」

「…てへ☆」

すんません。

先生はオビトには会いたかっただろうな。
申し訳ないけど、私は会いたくはない。

けど…。

オビトがここにゲートを開こうとしたってことは、写輪眼の練習をすればするほど位置を掴まれやすかったりするのかな…?

先生の目は、常に写輪眼が開きっぱなしだ。

「先生、まだ違う景色が見えたりします?」

「いや、もう…。」

う〜ん…。

さっきは、万華鏡を練習してた。
写輪眼の時は何も言ってなかったから、見えてなかったんだろうな。
ってことは、万華鏡になるとオビトとの片目と繋がりやすくなる…?

「もしかして、万華鏡を使わない方がいいのか?」

「多分。元はオビトの目だから、さっきみたいにリンクする…。」

待てよ?

オビトとリンクするってことは、こちらの場所を特定されるっていうデメリットの裏に、こちらから捕捉できるかもしれないっていうメリットが隠れてるんじゃ…?

「…ねぇねぇ、変なこと考えてないよね?」

「いや、別に?」

「そんな顔じゃないよね。どう見ても悪巧みの顔だよね、それ。」

「そんなことないですよ。ちょ〜っといいこと思いついただけですって。」

ぐっと親指を立てたら、嫌そうな顔をされた。
失礼な。

「まぁともかく、試してみる価値はあると思いますよ。」

私がそう言ってすくっと立ち上がると、先生はパシっと私の手を取った。

「何処へ行くのよ。」

「外で試さなきゃ。だから双子を説得しないと。」

「あぁ、成程…。」

納得した先生は立ち上がると、私に並んで歩き出した。

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