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もう一度、を叶えるために。second

第18章 白虎のお里に行ってみよう



「…飾っておかなかったの?」

「ちゃんと隠してありますよ?」

不思議そうにする先生に、私も不思議に思いながら首を捻ると、先生は「ふーん…」と納得する。

「ま、隠してくれて良かったんだけどね。普通、コレクションって言うからには、本棚とかに並べておきたくならないのかな、って思って。」

「あー…そっか…。普通はそうなんですよね…。」

前世含め、昔から大事なもの、お気に入りのものは巻物に入れたり、コレクションボックスを作って大事に隠すのが私の習慣っていうか、癖っていうか。

「俺は手に取りやすいように、本棚に並べてあるよ。」

確か、前世で見た時は、綺麗にイチャパラが並んでたような…。
でも、綺麗好きの先生がそれを人に貸すとは考えづらい。

「もしかして二冊ずつ?」

「いや、一巻につき三冊。」

まさかの三冊…。
もしかして…

「一冊は自分用、一冊は保管用、一冊は人に貸す用、とか?」

「そゆこと。」

「ふはっ。そう言えば、前世に友達がそんなこと言ってましたね。一冊は本棚に飾って眺める用で、一冊は保管用、一冊は布教用って。」

「その友達、分かってるねぇ。」

にっと笑う先生に、笑っちゃった。

「先生ってオタク気質ですよね。自分も人のこと言えないですけど。」

理解出来る。
でも、理解出来るからこそ自分の行動が謎に思えてきた。
私、何で表に出しておこうとしないんだろう。
大事なものはしまって隠しておかないと落ち着かない。だから、常に巻物にしまって隠してあるか持ち歩くかしてる。
表に出しとくと、壊されちゃうんじゃないかみたいな怖さがある。誰に?って感じだよね。
これは、九尾事件での教訓とは別の話で、事件があってもなくても、私の習慣は変わらないと思う。

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