第18章 白虎のお里に行ってみよう
「あぁ、確かにそういう時にも使えますね。…そういえば、先生の万華鏡ってどんな風に使ってるんですか?」
「…え?」
「え?だって、ぐるぐるのブラックホールみたいな飲み込む系の空間忍術出来ますよね?」
「…今、試してる最中だけど?」
あ…。
「…あ〜…。フライングでしたね、すんません。」
そういえば、まだ先の話だったね。
「前世ね…。お前、俺の事よく知ってるねぇ。」
「ファンだったもんで。サイトとかにも好きな物や嫌いなもの、身長、体重、生年月日も多数載ってましたしね。」
そう言ったら、あからさまに顔を引き攣らせた。
「そんなものまで知ってるの…?」
「…そんなドン引きしないでくださいよ。身長はともかく、体重なんて興味ありませんでしたし、精々、誕生日や好きな物が和食ってことくらいしか知らないですから。」
「はぁ…。俺の身長や体重なんて知って何するんだろうね?」
「まぁ、隅から隅まで知りたい人も世の中いますからねぇ。それに、同人誌描いたりする人には、必要なんじゃないですか?」
「同人誌?」
「先生を題材にした自由本?色々な人が先生の想像を書いてましたよ。小説だったり、漫画だったり。」
またドン引きされた。
でも、私はまだ可愛い方だったと思うんだよなぁ。
「…俺の想像って…。お前も持ってたの?」
持ってました、と言ってにんまり笑ったら、苦い顔でため息をつく先生。
「菫姉がイベントにちょいちょい行く人だったんで、オススメを見繕ってくれて。コレクションボックスにいっぱい詰まってましたよ。」
今思えば、あれらは一体どうしたんだろう。
惜しいことしたなぁ。