第18章 白虎のお里に行ってみよう
「…お見通し、でしたか。」
そう。
あと、取れる方法って言ったら、二人の間に私が命を賭して割って入ること。
あの二人は、ぶつからないままではいられない。
きっと、納得できない。
一度は自分達の思い描く通りにぶつかって、目に見えて結果が出るまで納得しない。出来ない。
だから、私がその目に見える結果になろうと思ってる。
…簡単にはくたばらないつもりではいるけれど。
即死の可能性もあり得る以上、命懸けであることには変わらない。
「…それしか、入れる余地がないんじゃないかって思ってな。…考え直せないのか?」
「はい…。どうしても捨てられないんですよ。」
「約束を?」
「私にとって、兄ちゃんとの約束を捨てるって…、最後の絆を捨てるようなものでして…、約束が私に残る’’唯一の繋がり’’なんです。」
約束を守り続けることで、兄ちゃんと一緒にいられるような気がして。
これが私の全てで…。
「シスイと最期に…、どんなやり取りがあったんだ?」
先生は痛そうにしながら私を見る。
あの日…。
兄ちゃんに連れられて、ご先祖様の像に辿り着いた夜…。