• テキストサイズ

もう一度、を叶えるために。second

第18章 白虎のお里に行ってみよう





「「「いただきます。」」」

みんなで手を合わせて食事会が始まった。
途端、白虎の方々が我先にと手を伸ばしたのが酒饅頭。

「「うっま〜♪」」

「これは美味いな!」

「酒粕でこんなに変わるのね。」

「でしょう?」

「「おいし〜♪」」

めっちゃ面白いんだけど(笑)。

「こんなウケるとは思いませんでしたね。」

「俺もこれ好きだよ。もしかしてこれも前世で?」

「はい、小学生の頃に体験学習でやったことがあったんです。」

「小学生?」

「アカデミー生みたいなもんですね。学校のみんなで旅行する機会があるんですけど、その一環で体験学習が出来る所に行ったんです。」

「ふ〜ん、本当に平和な世界なんだね。」

「信じられないくらい平和ですよ。」

この記憶がなかったら、私も想像つかないだろうな。

「楽しかった?」

「…え?」

初めて聞かれた、かも…。
楽しかった、か…

「そうですね…。楽しかったですね。みんなでわいわいしながら、班ごとで協力し合って、出来具合を確認し合って、最後に’’いただきます’’して…。」

丁度、こんな風に。
私は懐かしい記憶を掘り起こしながら、目の前の光景を見る。

「みんなで作って食べて、って…楽しいですよね。」

笑って言ったら、先生は優しげに目を細めた。

「そうだな。」

少し、くしゃっとしながら頭を撫でられる。
先生の手って好きだなぁと思う。
大きくて、あったかくて、優しい手。

/ 869ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp