第18章 白虎のお里に行ってみよう
しゅー、しゅー、しゅー…
じゅわじゅわじゅわじゅわ…
「いい匂いですねぇ。」
「お腹空いてくるね。」
先生と並んで料理中。
その隣で双子兄’sも料理中。
「「酒饅〜♪」」
考案者はわたくしでございます。
前世チート万歳(笑)
「やっぱり、人間の知恵はいいわねぇ。」
酒饅をお気に召したらしい桜綾さん。
普通の豚まんだけじゃ面白くないし、マタタビ酒なるものがあったから、酒粕を練り込んでみたのさ。
試作品で三人はもうメロメロ(笑)
「春巻きも楽しみだよね。」
「変わりダネよりどりみどり。」
基本の春巻きは勿論、ベーコンチーズ、海老と蓮根、ハズレの梅とささみまで。
何で梅がハズレなのかって?
白虎の皆様はキライなんだってさ。
私は好きだから、全然OK(笑)
「そろそろ蘭玲達も帰ってくるかしら。」
「…かれこれ一時間は経ちますよね。」
そうよ、それ。
双子は本当に大丈夫かしら。
ボロボロで帰ってきたらどうしようって心配が半分ある。
今のうちに治療の準備をしといた方がいいかしら、って思ってたら、バタン!と勢い良く扉が開いて双子が駆け込んできた。
「「ただいま〜!!」」
一目散に私の方へと来るから、慌てて油から飛び退いた。
「おかえり〜。」
双子を無事キャッチして顔を覗き込むと、満面の笑顔だった。
良かった。
「楽しかった?」
「「うん!」」
「良かったね〜二人とも!」
ぎゅっと抱きしめると、二人は嬉しそうに喉を鳴らす。
視線を感じてそちらを向くと、戸口に楽しそうに笑う蘭玲さんと、恨めしげにじと目を向ける凛風さんがいた。
「…まだエニシには勝てんかったか。」
「うぅ、私の子なのに…。」
あ、やばっ。