第18章 白虎のお里に行ってみよう
「それは…どちらかと言うと…。」
「洗礼ですよね。」
濁そうとする先生の言葉尻を引き取ってズバリと言った。
そんな歓迎があってたまるかっ。
「お前が角を立ててどうするのよ。」
「いやだって、歓迎で決闘ってちょっと意味が分からないんですもん。」
理解不能です。
双子にそんなことはさせられませんっ。
「「私達は出来るよ。」」
「やらなくていいの。」
乗り気な二人に、大慌てで止めた。
そんなことしたら大事故間違いなしだ。
「「やりたい!!」」
「いやいやいや!何言い出すの!?」
あんた達、宇禄さんに手も足も出なかったじゃん!
「よく言った幼子達。私が結界を開いてやろう。来い。行くぞ、凛風。」
蘭玲さんの両手に丸い球体が現れる。
それは黒く半透明で、近づくとブラックホールのように飲み込まれるんだろうなって感覚がある。
呼ばれた双子は、べったりと張り付いていた私の両腕から離れて、迷いなく蘭玲さんへと駆け出していき、
「ちょっと待っ…!」
止める間もなく吸い込まれてしまった。
蘭玲さんと凛風さんも一緒に。
そして、跡形もなくその球体は消えてしまう。
「………っ…!?」
何これ、どういうこと…!?
あまりの衝撃に固まっていたら、桜綾さんがくすくすと笑う。
「大丈夫よ。蘭玲の作った空間に行っただけで、無事に帰ってくるわ。さて、私達は違うことしましょう?」
違うことって…何…?
双子は本当に大丈夫なの…?
「さっきのお食事会。あなただったら、何作る?」
なにつくる?
え、やるの?