第18章 白虎のお里に行ってみよう
きっかけ…きっかけねぇ…。
「歓迎会といえば、お食事会が一般的ですが…。」
何気ない私の呟きに、一斉に視線が集まった。
そして、目がぱちくりぱちくり。
え、変かな?
もしかして、これって前世あるあるなだけで、こちらでは通用しな…
「「それだ!!」」
紛らわしいなぁ、もう。
思いつかなかっただけかい。
「お食事会とやらはいいが、具体的に何をどうするんだ?」
「いや、別にこれといって特別なことはしないと思うんですけど、御馳走作って大勢で食卓を囲む的な?」
前世でおばあちゃん家でよくやったなぁ。
煮物やら唐揚げやら作って、畑で採れたスイカやご近所さんから貰ったブドウがどどんと並ぶ。
んで、食後には、買ってきたちょっとお高めなアイスをみんなで食べるのが一連の流れ。
おばあちゃん家の地域じゃあ、住民が増えたりすると、誰かの家に集まって、こういったお食事会をするんだそう。
「何でもいいんじゃないかな。普段のご飯を種類と量多めに作るでも、おにぎりやサンドイッチをみんなで作ってどどんとテーブルに並べるでも。みんなでわいわい楽しめればいいんだと思いますよ。」
そう言ったら白虎の皆さんの目が見開かれる。
「みんなでわいわい、か。」
「そんなこと思いつかなかったわねぇ。」
蘭玲さんと桜綾さんが、凄い珍しいことのように言うもんだから、ふと疑問に思った。
「皆さんは歓迎会をしようと思ったら何をするんですか?」
何かしら普通は思いつくもんだと思うけど、と思って聞いてみたら…。
「「決闘?」」
青年二人が言いながら凛風さんを見て、
「決闘…かな…。」
「乱闘だろ、乱闘だって言え。」
目を逸らしながら言った凛風さんに、面白そうに蘭玲さんが言い、
「いやだわぁ、そこは手合わせって言わなきゃ。」
うふふ、と笑いながらおっとりと桜綾さんが言う。
白虎の方々の言葉に私は目が点。
先生を見ると、同じく目が点。