第18章 白虎のお里に行ってみよう
「えーっと、ちょっと待ってね…。」
先生も自己紹介をした後、双子に一旦離れてもらい、紙と鉛筆を先生から借りた。
レッツメモだ!
「まずは、と…。」
綱手様似の人が、蘭玲(ランレイ)さん。
真面目そうな人が、翠蘭(スイラン)さん。
おっとり系の人が、桜綾(ヨウリン)さん。
青年二人が、暁然(タイラン)さんと浩然(ハオラン)さん。双子のお兄さんになるのかな?お顔もそっくりでよくよく見ないと見分けられないわ。
双子のお母さんが、凛風(リンファ)さん。
宇禄(ユーリュー)さんは、双子の叔父さん…なのかな?
「これでよし。」
「俺にも見せて。」
「どうぞ。」
先生はざっと目を通すと、メモを返してくる。
「…もう覚えた感じですか?」
「ま、覚えにくいけど、問題ないよ。」
けっ。
頭の出来がいいっていいね。
「人の名前くらい、これだけなんだから覚えなさいよ。」
「へ〜い。」
「まぁ、ここで立ち話もなんだし、家に案内するよ。」
浩然さんが切り出すと、
「ならば、私は戻るぞ。」
翠蘭さんは帰って行き、
「なら、私は残るかな。」
「私も残るわ。この後どうなるか知りたいもの。」
蘭玲さんと桜綾さんは野次馬根性で残ることにしたらしい。
「ねぇ、お母さんの所に来ない?」
凛風さんが双子にそろりと聞くと、
「「エニシが行くなら行く。」」
お決まりと化したセリフを双子が言い、凛風さんはまたもやショックを受ける。
「「やれやれ…。」」
見守っていた浩然さんと暁然さんはげんなりする。
「なんか、すみません…。」
私は、あまりの居た堪れなさに、身を縮こまらせた。