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もう一度、を叶えるために。second

第18章 白虎のお里に行ってみよう



「あらあら、可愛い狐。」

「珍しいな。話せるのか。」

「お前、珍しいものを引き寄せる体質なのか?」

綱手様似の人が私を覗き込むように見てくるもんだから圧が凄い。

「…いえ、普通だと思います。」

えぇ、至って普通でございます。
私はあくまでモブよ。

「そういう星回りなんだろうさ。」

真面目そうな人がゴンちゃんをガン見しながら言うと、おっとり系の人がうふふ、と笑う。
可哀想に、ゴンちゃん。体がぷるぷる震えてるよ。

あれ…?
そういえば、何でみんな黒髪か茶髪なんだろう。
瞳も黒か茶色で、青年二人は緑がかった黒?
でも、双子は銀髪で瞳は金。まんま、白虎の色だ。
見比べてたら、綱手様似の人が意図を汲んでくれたらしい。

「慣れとイメージの問題だな。この子らみたいな色合いじゃあ、外に出た時に目立ってしょうがないだろ?」

「まぁ、目立つっちゃ目立つけど…。それってイメージでどうにかなるもんなんですか?」

「なるさ。服だって自在だから、いつだって元の姿に戻れる。」

そう言うと、いきなり白虎の姿になったもんだから、思わず一歩後退ってしまった。

「ギャン!!」

「ご、ごめん…!尻尾踏んだ…!?」

『痛いよ!』

「ごめん!」

ゴンちゃんの急所を踏んでしまったらしい。

「あはははは!!揶揄い甲斐があるな!!」

すぐにさっきと違う服で人間の姿に戻ってくれたのはいいんだけど…。
冗談きついってマジで…。

「あまり、揶揄かってやるな。」

「そうよ、この子達がへそ曲げちゃったらリンファが泣いちゃうわよ?」

リンファ…?
あぁ、双子のお母さん?

「あー…っと、聞いてもいいですか?」

「何だ?」

傍にいた綱手様似の人が応えてくれる。

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