第18章 白虎のお里に行ってみよう
結局、青年二人は助っ人を呼びに戻ったらしい。
その際、ユーリューさんは回収されてった。
ともかく、乱闘にならなかっただけ良かったよ。
良かったんだけどさ…。
「…お母さんとこ、行ってきなよ。」
「「いい。」」
促してみるも、私の両腕にがっちり巻き付いて離れない双子。
お母さんはいじけちゃって、のの字書いてるし。
これじゃ、来た意味がなくなってるから。
…って言いたいんだけど、焼け石に水だろうな…。
先生をちらりと見上げると、小さく首を振って肩をすくめた。
お手上げってことか。
どうしたもんか、と思いながら気まずい空気に耐えていると、空気が少し変わった。
「「お待たせ!!」」
突如、煙の向こうから現れた青年二人。
その後ろに、これまた綺麗な女の人が三人いた。
彼女達は双子と私を見て目を丸くする。
「本当に見つかるとは思わなかった。」
「よく生きていたな。」
「あらあら、べったりねぇ。」
あー…凄く性格が出てる三人だわ。
美女でスレンダーなことは共通だけど、一人は真面目そうで、一人は綱手様に似てそう(雰囲気がね)、一人はおっとり系だ。
そして、比じゃないぐらい強いのが分かる。
これ、敵認定されたら詰むな。
いざとなったらどうするか、どうしようか、どうやって逃げようか。
静かにパニックになってると、一番おっとりしてそうな人が、困ったように笑いながら少し首を傾げる。
「ダメよ、逃げられないわよ?そこでじっと待ってなさいな。」
ひたと見据えて、そう言ってきた。
圧が凄いのなんの、怖いったらないよ。
冷や汗たらたら。
「先生、これ詰みだ。」
「うん、俺もお手上げ。」
私達は揃って悟り、遠い目をした。
すると、それを見た三人はからからと笑う。
「大丈夫よ。事情は粗方聞いたし、悪いようにはしないわ。」
「そうだな。お前達なら問題ないだろう。いいな?」
「ああ、いいだろう。」
何が??