第18章 白虎のお里に行ってみよう
まずは、自己紹介から始まり、双子の契約である私の説明。
双子との出会いと当初の状況、再会後とどう過ごしてたかの説明を少し。
それから、ここに来る経緯を先生が説明すると、青年二人は納得してくれた。
「成程ね。だから二人は君に懐いてたのか。」
「二人を守ってくれてありがとう。」
「いえ、私も守ってもらってる所もありますから、持ちつ持たれつです。」
そう言ったら、二人は微笑んだ。
「これからの事だけど、二人は一族の里に連れて行こうと思う。その間、君達は外で待ってもらうことになるけど、どうする?」
やっぱり人間は立ち入り禁止だったか。
まぁ、契約してるんだし、必要な時にまた呼び戻せば…
「「エニシが来ないなら行かない。」」
「「「え…?」」」
双子の言葉に、青年二人とお母さんの困惑の声が被る。
それに構わず、千雪と紗雪はそっとお母さんから離れた。
「仲間がいるって分かったし、もういいよ。」
「エニシを一人にしておけないし。」
「何仕出かすか分からないし。」
「…私は子どもか?」
扱いがひどいぞ?ちょっと。
「「それだけ、心配かけたって自覚を持ちなよ。」」
うぐっ。
それを言われると何も言えない。
いやでも、郷帰りはすべきだと思う。
来ようと思って来れる所じゃないし。
私の事情が事情だけに、帰る場所が私の所だけなのは物凄く心細い。
双子は双子の帰る場所を持つべきだ。
そう思って口を開こうとしたら、
「「行かないから。」」
遮られた。
「…まだ何も言ってませんが?」
「郷帰りしろって言うんでしょ?」
「そうだよ。私が行けないから行かないってのは、おかしいから。行けるんなら行ったほうがいいって。」
千雪の言葉に私が答えると、今度は紗雪が口を開く。
「だから、エニシから離れるのが嫌なの。目を離すと碌なことにならない。」
「いやいや、この前みたいなことなんてそうそう起きないから。大丈夫だから。」
「「信用できない。」」
…なんか、私よりも双子の方がトラウマになってないか?