第18章 白虎のお里に行ってみよう
「おかえ…。」
まず気づいた先生が固まり、それに釣られた双子がこちらを向いて、三人揃って絶句した。
「「「誰!?」」」
「こちら、通りすがりのユーリューさん。」
「お邪魔します。」
紹介してみた。
にこにこ顔のユーリューさんに対して、双子の顔と言ったら…。
すんごい渋い顔。
と思ってたら、三人が三人ともすたっと立ち上がり、ずんずんと近づいてきた。
…ん?なになに?
「「「ちょっと…。」」」
「え、あの…」
「「「ちょっと。」」」
…どこへ行こうと言うのかね?
少し離れた所に三人に引っ張られて、手を離してもらえたと思ったら、ぐりんと同時にこっちを向いた。
…圧が凄いなぁ…。
「ねぇ、あれ誰?」
「どっから出てきたの?」
「何で俺達がこんな状態の所へ連れてきたのよ。」
「そりゃ、これを貰ったからです。」
持っていた麻の小袋をぷらんぷらんさせながら見せると、先生の片目が益々疲れたような目になっていく。
「…何これ?」
「オヒレアの薬。硫黄中毒の中和剤みたいなもんです。」
答えながら、小袋から出した丸薬を一粒ずつそれぞれの手に乗せていく。
すると、三人はそれをじぃっと見たあと、また一斉に私を見る。