第15章 決別
「終わったよ。…どう?」
「あぁ、問題ない。」
イタチはそう言って、ゆっくりと息を吐く。
怠そうだね。
「よし。んじゃ、ちょっと休もう。緑茶でいい?」
「あぁ、頼む。」
お茶を準備してから、薬の入った巻物を準備。
作っといて正解だったぜ。
「はいこれ、いつものね。今回、多めに作っといたから持つと思うけど、無くなったらもらいに来て。」
「…あぁ。」
イタチが巻物をしまうのを見ながら、口を開く。
「今日、ご飯食べてくでしょ?」
え?っていう顔で見てきたけど、自炊を期待すると、イタチって何故か食べない方向に流れてく。
人の為に作るのはいいけど、自分の分だけを作るのは面倒臭いのかも。分かるけど。
「鮭が手に入ってさ、塩焼きにしようかと思ってるの。割と質がいいから美味しいよ!」
良かった〜買っといて。
双子にも食べさせてあげたかったのになぁ。
変な気使っちゃってさ、もう。
でも…献立どうしようかな。
豚汁にしようかと思ったけど、イタチはそんな好みでもなさそうだし…他は…。
あ、じゃがいもとキャベツの味噌汁なんかはいいんじゃないかな。
あとは…あぁ、そういえば南瓜があったな。
南瓜の甘煮にしよう。
「うん、決まり。待ってて。」
私は返事を待たずに、途中だった料理を再開した。