第15章 決別
「…最近、ちょっと無理してた?」
なんか、何時もより胃が荒れてる気がする…。
「無理はしてないが…。痛むことは前と比べて多かった、かな。」
多くなった…?
これ、治療を途切れさせても大丈夫なのかな…。
「他は、まぁ…概ね良好って感じかな。胃が気になるね。」
これ以上の薬って今のところないしなぁ。
あとは食生活で補っていくしかない。
「ともかく、胃が痛み出したらちょくちょく休ませてもらって?薬に頼り切りになるのは怖いからさ。念の為、痛み止めを多く出しておくね。」
「…分かった。」
「じゃあ、最後に眼を診よう。」
声を掛けると、イタチがゆっくりと起き上がる。
体勢を整えるのを少し手伝って、そっと両目を覆うように片手を当てて、もう片方は首の後ろを支えるように当てる。
「いくよ。」
「あぁ。」
いつも通り、眼球の組織から視神経までを全部辿って出来るだけ治していく。
イタチのチャクラを使いすぎると帰りが心配だし、ここは私のチャクラも使っておこう。
どうせもうバレちゃったしね。
私はバルブを何時もより多めに開ける。
「…そんなに使って大丈夫なのか?」
「へーきへーき。ここ最近、やることもなかったからね。ちょっとぐらいだったらへっちゃらよ。」
「無理するなよ?」
「大丈夫、大丈夫。」
うん、いい感じ。
やっぱ、自分のチャクラの方が動かしやすいね。