第15章 決別
これは位置情報特定型呪印だ。
私とイタチの呪印のモデルになったもの。
手の平を切って印を組み、互いに重ね合わせて特殊な印を切る。すると、血が混じり合って互い
の中にそれぞれ吸収されて、それが目印になる。
その目印がチャクラの気配を感じ取る時のキーになる、ってのが仕組みかな。
私達五人は、互いにこれを付けることにしたのだ。
結構ね、色々と話し合ったんだ。
口寄せだと、私からはアクセスしやすいけど、みんなからはアクセスしにくい。
そして、私以外は互いに位置特定は難しい。近ければそれなりに、遠ければ絶望的。
別案で、何かあった時は場所を決めて避難しようという話も出たの。
で、仮の場所を決めて、集合出来るかテストしてみたんだけど、結果は散々だった。
これは不味いんじゃね?って話になって、じゃあ呪印をって事になったんだよね。
人と動物の互換性ってあるのかな?って思ったんだけど、別に手じゃなくても経絡系が流れてる付近であれば問題ないみたい。人間が手の平指定なのは、経絡系が分かりやすかったからだった。
まぁ、そんなわけで。
互いの位置が分かるから、私達は割と好きに行動してる。
「さて、と。私は何しようかな。」
そんな穏やかな毎日のある日、イタチがひょっこり顔を出した。