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もう一度、を叶えるために。second

第15章 決別



前は最高記録で50mだった。
何度やってみても、それ以上は精度を保つのが厳しい。
逆を言えば、50mまでだったら精度を保てるんだから、なんとかして45m前後までは常時出来る
ようにしておきたいところ。

「うん。練習、練習っと。」



円の次は、瞬間移動。
これはかなりの武器になる。
攻防どちらにも有効打だ。

「なんだけど…。」

何度やってみても、目視出来る範囲が限界。
遠くに行くには、昨日みたいに小南に出口札(通称)を持ってもらって遠くに行ってもらい、その術式めがけて飛ぶ。
それには予め、体のどこかに出口札と同じ術式を描いておかないと意味がない。
というのも、出口札の術式は合わせると磁石のように時空間同士が引かれ合う性質になってるの。
その性質を利用して、目印にしてるってわけだ。
それでも成功率は50%前後。
これが、絶対出来るぞ!ってくらいに精度が上がると使いものになるんだけど。

「って言ってもねぇ…。」

札ありきの時と、目視の瞬間移動だと、そもそもやり方がちょっと違う感じがする。
札の時は点々と続く目印を辿る感じなのに対して、目視の時は目標点に切り込みを入れて現地点を捩じ込むような感じ。
しかも、札って一回ずつ使い捨て感覚なんだよね。
札に限らず術式ってのは、使用するとチャクラ充填部分が消える仕組みになっている。
だから、都度ちまちま書き足すか、捨てて新しく書き直すかのどちらかになる。
因みに、私は新しく書き直す派だ。
書き足す場合は、継ぎ接ぎ部分を上手く繋げないと、チャクラがスムーズに通らない。
この作業が苦手で、いつも使ったら捨ててる。
だから、連発は不可能だし、場所を選べないから先回りされたら終わりなわけだ。
そうなると、短距離の瞬間移動の方を重宝したくなる。
ただ、こちらも目視の範囲内なので、先回りされやすいことが難点。
けど、連発が可能だから撹乱しやすいのは利点だね。

「せめて、もうちっと距離を伸ばせれば…。」

問題はどうやって飛距離を伸ばしたらいいのか分からないって事だ。

あぁ…切実に誰かに相談したい…。

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