第15章 決別
そして、数日後…。
「よし、今日も修行よ。」
「「おす!」」
よしよし、やる気十分ね。
ここ最近、私達は朝から正午くらいまで、修行をやることにした。
ここから動けず、やることがなかったってのもあるんだけど、色々と思うところがあったからだ。
「んじゃ、レッツゴー!」
「「お〜!」」
私達は近くの岩山の中に入っていった。
「ここら辺でいっかな〜。」
修行場所に選んだのは、岩に囲まれて人目に付きにくく、近くにある滝のある所。
おかげで、ちょっとした騒音は気にならない。
『ここでやるの?』
「そうだね。ゴンちゃんとギンちゃんは散歩でもしてくる?」
最近、二匹はよく一緒にいるのだ。
因みに、白蛇君は名前がないとのことで、呼び名として私が勝手に付けた。
鱗が煌く白色だから、銀色から取って’’ギン’’にした。
本人は満更でもないようで特に嫌がる様子もない。
『ボク、今日はここにいる。』
『じゃあ、ボクはちょっと散歩してくる。』
ギンは今日見学するらしい。
ゴンが一人で散策に出かける。
それを見てから、双子に向き直る。
「んじゃ、印からの術発動までいってみよう。」
「私、狐火やる。」
「じゃ、私は水鉄砲。」
「そだね。」
まずは基本術から。
「んじゃ、あそこに向かってやってみて。」
「「は〜い。」」
さてさて、双子が練習している内に、と。
つっても体術は、体力、技術的なものは悪くなかった。
にも関わらず、腕が落ちたような気がするってことは、影分身でも限界があるんじゃないかと思われる。
とすると、写輪眼。
円と瞬間移動、認識阻害の練習が妥当かなと。
円ははっきりと落ちた感じがするしね。
「まずは円ね。」
集中して…意識を薄く薄く伸ばすように…パラシュートが開くみたいに…。
…20m…30m…。
「…う〜ん、もうちょっと精度がほしいな。」
何となくは掴めるけど…なんだろな…ぼんやりしてるっていうかなんていうか。