第12章 懐かしい顔と新しい顔
遠目にデイダラが見えて、私はそろりと鳥の影から出て手を振って見せる。
すると私に気づいて、猛ダッシュで走って来た。
「てめぇ、今まで何処に行ってやがった!!」
「ごめんごめん、気になる物を見つけちゃって、それ見てたら逸れちゃって。」
後ろ頭を掻き掻き、片手で拝みながら誤魔化し笑いをすると、デイダラは鼻息荒く腕を組んだ。
「ガキか、てめぇは!」
「ごめんね。」
「まぁいい。気に入らねぇ顔もいた事だしな。帰るか。」
「そうだね。調味料だけは手に入ったし。」
言ったら、目が据わった。
「…しっかり自分の分は買ってやがったのか。」
「…てへ☆」
「爆破していいか。」
「すみませんでした。」
こんな所でそんな目立つことしたくないわ。