第12章 懐かしい顔と新しい顔
「今日買い出しだろ?」
買い出し…?
「あ、やべ。忘れてた。行かなきゃ。」
ガタッと勢いよく立つと、デイダラは呆れ顔になる。
「阿呆か、てめぇは。」
「すまんこって。鳥、出してくれるんだよね?行こう。」
2時半だから、今から出かければまだ間に合う筈。
「しょうがねぇな。オイラに感謝しろよ?」
「デイダラ様、ありがとうございまする。」
棒読みだけど、一応感謝はしたよ。
さてと、支度、支度…。
「…気に入らねぇが許してやるよ。オイラは寛大だからな、うん。」
「そうだね。」
収納巻物二つに食品巻物三つ。
リュックに入れて、財布も持った。
水筒とタオルも持った。
「よし、支度オッケー。行くぞ〜!」
「テメェ…、オイラを馬鹿にしてるだろ!」
「そんな事ないって。頼りにしてまっせ〜。よっ大国随一!」
よいしょすると、途端に態度が軟化する。
「だろ?分かってんじゃねぇか!よし、オイラについて来い!」
扱いやすくていいわぁ。
「頼もしいぞ〜!よっ、デキる男!パフパフっ!あ、行ってきま〜す。」
異様な目で見る鬼鮫さん、イタチ、サソリさんを横目に、多目的ルームを横切り外へと出る。
得意気に鳥を出して飛び乗るデイダラに続いて後ろに飛び乗ると、鳥は意気揚々と大空へ飛び立った。