第12章 懐かしい顔と新しい顔
集中…。
チャクラの流れに沿って、自分のチャクラを流していく。
大体は、眼球に近いほど損傷が目立つ。
流れが悪くなる度に止まって治癒して、また流れに沿っていく。目の神経って繊細で細かいし、かなり神経を使う。
破損した所は修復が難しいから、新たに神経が構成されやすい様に神経の芽みたいな幹に刺激を与えておく。
どこでどう修復が成されるかは出たとこ勝負になるけど、やらないよりはやった方が断然いい。
「お〜い!エニシいるか〜!?」
びっくりするな〜!もう!
「ノックくらいしろっていつも言ってんでしょうが!」
あ、切れた。
あぁ…折角今いいところだったのに!
私は、つかつかつかとデイダラに近寄る。
「あのさ、私一応女なんだよね。」
「だから何だ?」
「だから何だ、じゃないよ!まったくもう!あんたは、”もしかして”っていう想像が出来ないの!?」
「”もしかして”だあ…?」
理解出来てない顔だね。
「もしかして着替え中かもしれない、もしかして仕事中かもしれない、もしかして武器のメンテをしてるかもしれない。分かる?私がもし着替え中だったら、あんた単なる覗き魔になるわよ?」
言ったら、デイダラはムッとする。
「それはテメェが鍵をしないのが悪いんだろ?」
「その前に、ここはあんたの家じゃないの。私の家なの。鍵をしないのは私の勝手。気を遣うべきはあんたなの!」
「ったく、口煩え女だなぁ。」
「煩えな、じゃないんだよ。今仕事中なの!折角集中してたのに、途切れちゃったじゃない!」
「それはお前の腕が悪いんだろ、うん。」
「あんたには反省って言葉がないのか!」
あー言えばこー言う。
時々、頭がいいんだか悪いんだか図りかねる。