第12章 懐かしい顔と新しい顔
そんなこんなで、あっという間に一ヶ月経ちました。
暁には色々な依頼が入る様で、みんな頻繁に出かけている。
長期の依頼も増えてきたみたいで、イタチも半月から一ヶ月半くらい家を空けることが増えてきている。
ただまぁ、そこまで心配する様な体調の悪さではないから、私は私で気長に待ってる。
んで、今日は治療の日。
最近一ヶ月毎に治療をしているの。
始めの頃は、ほぼ毎日スパンだったけど、最近は再発しないことが大きな目標だからこのスタイルを取っている。
「よし、やろっか。」
私のベッドを片付けて、シーツを敷き直して診療台にしています。
まずは基本のバイタルから。
脈、呼吸、熱、良し。
写輪眼に切り替えて、食道、胃、肝臓、膵臓…と内臓を一通り見ていく。
「…うーん、再発してるねぇ…。」
ダメだったかぁ…。
「もしかして、胃か?」
「うん、心当たりある?」
話しながら、悪い所を治癒していく。
「最近、少し痛むことが度々あったからな。」
「それだね。どれくらいの頻度だった?」
「そうだな…。週に二、三度程はあっただろうか。」
二、三度か。
多い様な少ない様な…。
「うーん…薬を少し変えてみようか。」
自己治癒力が人より弱いのかもしれない。
免疫を高める方で調整してみるか。
「あと、肝臓も少し悪くなってるから気をつけて。」
「分かった。」
あとは、ギリギリセーフってところかな。
お次は全身の筋肉と骨。
癌を始めとする異常が無いかをチェック。
…うん、良し。
「次は、目だね。」
写輪眼を使う以上は悪化するのは避けられない。
もう、酷使すればするほど、転がる様に悪くなるから。
「さてと、ちょっと起きて。」
怠そうなイタチの手を握り、起きるのを手伝う。
で、横に立つと目と頸に手を当てた。