第12章 懐かしい顔と新しい顔
私は、小さい頃一時的に見てた悪夢の事や違和感を感じてた様々な出来事を話していった。
話してるうちに気づいた事がある。
多重人格たとしたら、あの悪夢を見始めたのが始まりのような気がするんだよね。
もっと言えば、あの洞窟でこの鍵を貰ったことが悪夢を見るようになった原因になったんじゃないかな、と思う。
…ややこしくなるから言わないけど。
サソリさんは、時々反応を見せるだけで始終黙って聞いていた。
「…ー…。…これで全部です。」
「…成程な。」
そう言って薄く笑う。
え、なんか企んでる…?
「…また、一昨日みたいな事するんですか?」
あたしゃやだよ。
「やってほしけりゃ、やってやるよ。」
「謹んで!お断り申し上げます。」
絶・対・イ・ヤ!
断固拒否を示したら「ふん」と鼻で笑われる。
「心配しなくてもやりゃしねぇよ。こっちだって、これ以上人形を無駄には出来ねぇからな。」
ほっ…良かった…。
「まぁ、暫くは様子見だ。さて、もう用は済んだから帰れ。」
…言い方が酷い。
「へーい…。」
まぁ、巻物が手に入ったから良しとしますか。