第12章 懐かしい顔と新しい顔
着替えてから外に出ると、少しムッとした様子のサソリさんが立っていた。
「お待たせしました〜。」
「遅い。」
「すんません。で、何処にどう建てましょうか。」
「取り敢えず、ここにあれと同じくらいのを造れ。」
まずはチャクラを半分に割って影分身。
建てる場所の端と端の位置について、地面に手をつく。
「かまくらの術。」
はい、まんまでございます。
基本の術に結界術を組み入れたもの。
んで、入り口を造って、と。
「これでどうですか?」
「…おい、これ二重構造に出来ないのか?」
ドアが気になるようです。
セキュリティが気になるのかな。
だったら…
「こういうのはどうですか?」
少し出っ張りを出してドアを二つ設置。
外側は外開きで内側が中開き。
その二つを開いて中間を見せる。
「ここに、鍵になるような仕掛けをして、内扉が開かないようにするんです。私だったら幻術系の札か何かを仕掛けるんですけど…。」
サソリさんはきっと別の方がいいよね。
「…これでいい。あとは俺がやる。」
中へと入って行くので、私もその後をついて行く。