第10章 ルーツを探しに出かけましょ
「お待たせしました。」
長十郎とカカシがほぼ同時に集合場所へとやってきた。
「大丈夫よ。それより、シュカの手掛かりは見つかった?」
メイの問いに二人は首を振る。
「いいえ。見つかりませんでした。」
「俺も見つかっていません。」
「そう。こちらも見つかってはいないわ。今度は外を探しましょう。さっきの要領で行くわよ。」
「はい。」
「分かりました。」
三人は同時に影分身を出すと、先ほどと同じペアになった。
ソウイチが倒れていた場所は街の西側に当たる。
幻術で誘導されていたことを踏まえると、同じ方向に逃げることは考えづらい。
よって西側を避けた方位を探すこととなった。
メイは東側、長十郎は南側、カカシは北側に散らばる。
カカシ達は付近の町や村に立ち寄ってはシュカの事を聞いて回った。
「いないみたいですね。」
「そうだね。他所者がそもそも珍しいみたいだし。」
「えぇ、僕も随分囲まれました。」
もし、シュカを匿っているとするならば、彼女の様子から余所者を警戒するだろう。
演技だとしても、粗が見え隠れするものだがそれもない。
「次を当たった方がいいね。」
「僕も同意見です。」
二人は頷き合うと再び走り出した。