第10章 ルーツを探しに出かけましょ
「ソウイチさんには一度外に出て、隠れていてもらう方がいいと思うのですが。」
「俺が影分身を出します。」
長十郎の案にカカシが名乗り出て、メイはそれに頷いた。
「そうね。悪いけど、そうしてもらえるかしら。ソウイチさん、不安でしょうが隠れていてもらえるかしら?」
「はい、分かりました。」
ソウイチの同意を聞くと、カカシは影分身を出して彼を促し外へと走っていった。
それを見送った三人は瓦礫の街へと向き直る。
「…分かっているとは思うけど、シュカを捜索するなら犯人達に姿を見られては駄目よ?」
「存在自体を悟られてはいけない、ですね?」
カカシの答えにメイは頷く。
「えぇ。」
「承知しております。」
メイの視線を受けて、長十郎も頷いた。
三人は自然な動作で同時に影分身を出すと、メイは長十郎に、長十郎はカカシに、カカシはメイにそれぞれ配置する。
「散。」
メイの合図と共に三人は散らばった。