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もう一度、を叶えるために。second

第10章 ルーツを探しに出かけましょ



「おや、帰るのですか?」

「じゃじゃ馬を手懐けるには時間がかかりそうだからな。」

「持久戦にはなるでしょうねぇ。」

「俺はそれほど暇じゃないんだ。」

「そうですか。」

それきり会話が途切れると、マダラは吸い込まれるように渦の中に消えていく。
それを見届けると、鬼鮫は力を抜くように小さく息を吐いた。

―やれやれ、これで一安心…

そう思った時、はたと気づく。
心配してやる義理のない小娘を、案外自分は気に入ってるのだな、と。
そう思ったら途端に笑いが込み上げてきた。

「くくく…。はははっ。」

馬鹿馬鹿しいとは思うが、悪い気はしない。
鬼鮫は、暫し楽しそうに笑っていた。

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