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もう一度、を叶えるために。second

第10章 ルーツを探しに出かけましょ




一ヶ月も経たないうちに、アオイは様々な仕事を振られ、人員を纏めることも増えた。
イタチの懐近くまで近づいた証だろう。
実力は折り紙つきだった為か、アオイが采配を振るっても特に不満は出なかった。




ある日、いつものようにイタチの様子を見に行ったアオイは木の葉の暗部と話をしている彼を目にする。
ドア近くの壁際に、影になるようにして気配を抑えて傍耳を立てていると、ひそひそとした話し声が聞こえてきた。
要所要所の言葉を繋ぎ合わせると、大体の事情が見えてくる。
どうやらここの制圧には木の葉が一枚噛んでいたらしい。それも綱手の意向は反映されていないとみる。
おそらくこの暗部は根だ。
綱手では根を御するのに力不足だったということだろうか。

そして、此度の騒ぎに”うちはイタチ”の名を騙った理由は、完全に里へ戻れなくする為。
アオイ…もとい、イタチは新しく火影に立った綱手とまだ接触できていない。
綱手にしてみれば、イタチの情報は外から取得するしかない。
そこへ、悪事を働いていると情報を受ければ彼の印象はより悪いものになる。
それによる影響は、不審という形で綱手の中に残るだろう。
つまりは、イタチと綱手の架け橋を壊すこと、それが根の目的だろうと考えられる。

「何だ、まだ話してるのか?」

そんな声が割り込んできて、アオイは目を瞠る。
声に聞き覚えがあった。

―うちはマダラ…、いやオビト。

この件に、オビトが関わっている。
それが驚愕だったのだ。

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