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もう一度、を叶えるために。second

第10章 ルーツを探しに出かけましょ





「良かった間に合ったぁ。」

水の国に着いて、さぁ行くぞ、と意気込んだ矢先、まさかのエニシの登場にイタチは半分固まった。

「…お前、風邪はもういいのか?」

「うん、綺麗に治ったから大丈夫だよ。」

…確かに申告通り、特に不調が尾を引いている様子もない。
ないが、こんな時くらい不調であってほしかった、とイタチは内心ごちた。

―面倒なことになったな。

鬼鮫は面白そうにこちらを見るばかりで、介入する気はないらしい。
イタチはどう説得したものかと、内心頭を抱える。

「それよりさ、大分間空いちゃったからさ、先に治療しようよ。」

一、ニもなくそれか、と思わず突っ込みたくなった彼は、ふぅ、と大きく息をつく。

「悪いが行く所があるから、暫く留守にする。」

「え、何処へ?」

何処へと聞かれて答えられる忍が果たしてどれだけいるだろうか、とイタチは遠い目をした。
彼は一瞬迷いはしたものの、出せる情報まで出したところでバッサリ切り捨てようと腹を括る。

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