第10章 ルーツを探しに出かけましょ
意外にも馬鹿っ話に花が咲き、殆ど会話が途切れることがないままかなり時間が経っていたらしい。
私を探しに来たライアさんとダリアさん、それにジェフさんって人、三人で探しに来てくれた。
もう就寝のお時間ですって言われた時は、びっくりして二人で顔を見合わせちゃったっけ。
私はダリアさんのお家に、鬼鮫さんはライアさんのお家にお邪魔させてもらって、それぞれ就寝となった。
翌朝。
多分、今日帰るだろうなって思ってライアさん家に鬼鮫さんの様子を見に行った。
すると、やっぱり既に起きていて、いつも通りの格好で寛いでいた。
で、私を見た途端、すっと立ち上がったから多分そうなんだろう。
「おっはようございま〜す!」
「朝から煩いですねぇ。」
「そこは素直に”おはようございます”を期待してたんですがねー。」
ま、返してくれるわけないよねー。
「おはようございます。」
え!?素直!?
「失礼な人ですねぇ。言った通りにしてあげたのに。」
「いや、憎まれ口が返ってくるとばっかり思ってイテっ。デコピンはやめてくださいよー!」
「すみませんねぇ。丁度いい高さにデコがあるもので。」
「けっ。どうせチビですよーだ。」
ふんだっ。まったくもー。
ひとの大事な脳みそ叩かないでくださる?
「もう少し高ければ目潰しになったかもしれないですがねぇ。残念ですよ。」
「怖いことさらっと言わないでくれません?」
本当にやりそうで怖いっつーの。
「君達は仲がいいな。」
「気心が知れた仲って感じね。」
見ていたライアさんとダリアさんがそう言うもんだから、つい鬼鮫さんを見ると、彼もこちらを見た。
嫌そうな顔されるかなって思ったのに、特に表情を変えることなく、肩をすくめただけ。