第10章 ルーツを探しに出かけましょ
少し頑張ってから、違うことをしつつ作業が継続できるか確かめる。
木渡りの術を使って、少し離れた岩から岩へ。
…うん、いつも通り動けそう。
ちょっと散歩に出てみようか。
景色を眺めながら色々と渡り歩き、絶景ポイントを探す。
家々に灯る明かりと心躍る水の曲線だけでも絵になるけど、どうせだったら、降ってきそうな程の光の散らばった帷も入れたい。
「お、ここいいねぇ。」
理想通りに全部入った。
「きれ〜…!」
イタチにも見てほしい。
よく覚えとかなきゃ。
あとで幻術に変換する為に。
紅さんに教わったあの日から、幻術に対する意識が変わった。
残酷な世界だけが全てってわけじゃないって教えてもらったから。
相変わらず術として閉じ込めるのは難しいけど、絶景を使って目眩しにするのは出来るようになった。
人間、絶景を見ると足が止まるらしい。
綺麗な風景に見惚れちゃうからかもしれないね。
イタチに見せる時は、幻術としてってより情報として渡している感覚ではあるけれど。
不思議だよね。
綺麗な景色見てると、心が躍る。
うずうずする。
「――空と大地が、触れ合う彼方――♪」
異邦人。
メロディが凄く好き。
「――手を繋いだら、行ってみようーー♪」
B’z。
世界観がちょっと独特で面白い。
「――決して捕まえることできないーー♪」
ミスチル。
今の曲から昔の曲まで好きな歌結構あるんだよね。
「――流れるまま流されたら、抗おうかーー♪」
スピッツ。
昔の曲で好きなの多数。
静かで穏やかな感じが好き。
「――夢に花、花に風、君には愛をーー♪」
MISIA。
歌唱力にいつも圧倒されてた。
ライブの音源が特に好きだった。
「――そんな強がりを言ってみせるのはーー♪」
中森明菜。
なんか好き。あの歌唱力がイイ。
「――今、春が来て、君はきれいになったーー♪」
なごり雪。
カラオケでよく歌ったなぁ。