第5章 風が変わる
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地下街の階層の奥は憲兵もあまり近づかない それをいい事にいろんな闇取引が行われていた
「今日は薬か…酒か…人身売買か…荷駄の大きさから酒あたりだな」
「酒なんか興味ねぇよ 情報だと大金も積んでんだろ?」
「闇商人の吠え面 早く見たいな兄貴!」
立体起動を装備して 3人屋根で待機する
仲間が定位置に着いた事を確認したファーランが合図をした
「行くぞ!」
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「リヴァイ追っ手だ 後方50mに4人!」
「憲兵か…こりない連中だぜ なっ兄貴!今の俺カッコよくね!」
「馬鹿か! アジトまで招待するつもりはねぇ 面倒くせぇが2人共 行くぞ!」
上空から急降下して地面すれすれを移動して振り切ろうとしたが 反対に距離を詰められた
「憲兵じゃねぇかもしれねぇ 次の柱で旋回するぞ!」
スピードを上げで地下街の天井を支える柱を軸にして急旋回をして 追っ手を確認する
4人の背中に翼がはためく
「自由の翼…調査兵団だ!」
ファーランとイザベルの顔に緊張が走る
4人の編隊を確認するリーダー各は…2人か?
「面倒だな」
「まかせろって!捕まんなきゃいいんだろ?」
「簡単に言うねぇ…」
調査兵団の腕前見せてもらうか…
地の利はこっちにある 3人それぞれに散らばりスピードを上げた
狭い用水路や路地裏を立体起動で小回りをきかせて振り切る 人気のない路地に降りて回りを見るが誰もいなかった…
「ちょっとムキになったか…」
アイツらも上手く逃げれてたらいいんだが…
背後の空気がわずかに揺れた
左側から男が飛び込んでくる 男の勢いを利用して投げ飛ばし体を低く構えた
もう一匹いたはずだ!
アンカーを壁に打ち付け上へ飛んだ刹那
上から急降下してきた男が振ったブレードがワイヤーを切断した
ワイヤーの支えを無くした俺は勢いを殺せずに壁に叩きつけられ背中から地面に落下した
「仕留めたかエルヴィン」
「イヤ…まだ 」
少しの隙をつきナイフで首狙うがそれもブレードでかわされた
もう1度奴を狙うも もう一匹の男のブレードに止められ鍔迫り合いになる