• テキストサイズ

【進撃の巨人】月と青い鳥

第5章 風が変わる



。。。。。。。。。。


「報酬の前金はもう払ってる…あそこに見えているだろう 彼の足はもう限界だ 地上でいい病院を紹介しよう」


男の視線の先を見るとヤンが抱えられて馬車へと運ばれている



「前金は受け取った…でいいな」


「前金だと?俺達の世界では人質って言うんだよ」


「仕事が成功すればお前達が受け取るのは金だけではない…地上の居住権もだ

リヴァイ君…君のお姫様に空は見せたくはないのかね?」


俺達の事は調査済みって事か


「この仕事をする しないに関わらずターゲットは接触してくるだろうな…もう無関係ではいられないんだよ 君達はね…」
















【エルヴィン・スミス】その男がお前達に興味をもっている

おそらく調査兵団にいれようとしているだろう 調査兵団に入ったら 奴からある書類を奪い…可能なら始末して欲しい







胡散臭せぇ話だ…おそらく「ある書類」って物を手に入れたら俺達は用済みだろう



「リヴァイ…やる価値はあるぜ 考えてみろ居住権なんてもん俺達には一生無縁の代物だ…
これは上手くやればチャンスだぜ

お前ら…空を見たくねぇの?」











太陽が昇り天井のない空が広がる 大地に植物が生えて花も咲いているんだろう

そして夜には月と星が輝く…




地下街と同じような汚れ仕事をして生活をするにしても

花が好きなカナコに絵本の中でしか語られてない地上を見せてやりたい…







「調査兵団から狙われているから まとまった金が出来たらアジトを移す
カナコもそのつもりで依頼を断ってくれ」



カナコには仕事の話はしなかった

出逢ってから10年一緒にいる そのうち5年は心と体を重ねて生きていた

何か危険な事が絡んでいる…
カナコは馬鹿じゃねぇから気付いている



「分かった リヴァイと一緒なら…それだけでいい」


「なんだよカナコ 俺もファーランも一緒だからな!」


イザベルが口を尖らせる


「もちろん4人一緒だよ 家族だもん」

カナコがイザベルの頭を撫でると嬉しそうにイザベルは笑い ファーランも優しい顔をする


家族か…悪くねぇ


この仕事はファーランの判断に任せる事にした



/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp