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【進撃の巨人】月と青い鳥

第5章 風が変わる



。。。。。。。。。。


「よせ…周りをよく見ろ!」


金髪の髭面の男の言葉と共に 別の2人に捕まった ファーランとイザベルがいた













立体起動を外され両手を後ろ手に縛られ3人並んで膝を付く

近くに下水の排出口があり足元はぬかるみ水溜まりが広がっている



金髪にキリリとした眉毛の男が俺の前に立つ たしか髭面にエルヴィンと呼ばれていた


「いくつか質問させてもらう この立体起動をどこで手に入れた?」

「身のこなしも見事だった 誰に教わった?」

誰も何も答えず 俺はただ隙をうかがっていた


「お前がリーダーだな?兵団で訓練を受けたのか?」

こいつに隙はない…睨み合っていたら男が少し口元を緩めた


「どうやって私たちを殺して逃げてやろうかといった顔だな…手荒な真似はしたくないが…」

髭面が少しうなずいたのが見えた瞬間に俺の顔は下水の水溜まりに沈んだ


「もう1度訊くどこで立体起動を学んだ?」


この男は絶対に俺が殺す…絶対だ


「こんなゴミ溜めでも生きていく為に身につけたんだ 誰にも習ってないよ」

珍しくファーランの声と顔に怒りが浮かんでいる


「私の名前はエルヴィン・スミス お前の名前は?」

黙っていると水溜まりにしばらく沈められた


「見上げた根性だが…次答えなければ仲間に手をかけるがいいのか?」


「お前の名前は?」


「……リヴァイだ」


エルヴィンは俺が沈んだ下水の水溜まりに躊躇なく膝をつき 俺に視線を合わせた



「私と取引をしないか?」


「調査兵団に入団する
断るなら憲兵に引き渡す これまでどんな事をしてきたかわしらないが お前達はまともな扱いはされないだろうな」


「リヴァイ好きな方を選べ…」



澄ました顔も上から見下ろす目も 迷いのない話し方も 凛と響く声も…胸くそ悪りぃ




俺は口の中に入った下水を吐き出した


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