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【進撃の巨人】月と青い鳥

第4章 2人だけの誓い



「体…大丈夫か? 昨日はかなり無理をさせただろ…辛くねぇか?」


リヴァイの体温が背中に伝わる 肩甲骨辺りにつけた額を彼はぐりぐりと私に擦り付けた





昨日の最後は背後から揺さぶられ私の体は崩れベッドに沈みこんだ

リヴァイは「くっ…はぁ……」と声をあげ体を震わすと今と同じように額を背中にすり付け

「悪りぃ…気持ちよくて頭が吹っ飛んだ」と荒い息を吐きながら言って私の背中を吸った




思い出したら 汗を吸われた辺りの背中がぞわぞわとする


「だ…大丈夫だよ 平気」

返事をする声は少し裏返った



「カナコ 正直に言え」


体を離したリヴァイは向き合い顔を会わせた 少し眠そうな顔だけど 三白眼の奥の瞳はしっかりと私を見ている



「…まだ少し出血してた 少しお腹も痛いし……体も……」




「体も なんだ言えよ」


「昨日の感触が体のあちこちに残ってて…でも大丈夫なの リヴァイが私にくれた痛みだから……嬉しい…の……」


私はリヴァイに抱きしめられギュッとされる


「やべぇな…またしたくなった」


「えっ…やっ…今!?」


慌てる私に向けた笑顔は意地悪な方の笑顔で だから からかわれていると直ぐに分かった



「馬鹿 しねぇよ シャワー浴びてくる」


リヴァイは笑いながら浴室へと消えた




それから2人で朝食を作り テーブルにならべて食べた
椅子に座る時に私がそっと座るのをリヴァイがじっと見るから


「リヴァイ…大好き」

彼を見て笑顔で言うと


「馬鹿か…」


と言って顔を赤く染めて照れていた


リヴァイに後片付けをまかせて 昨日の行為で汚してしまったベッドのシーツを浴室に持っていき洗う いつものように2人で絞り屋上に干した




籠を持って階段を降りていくリヴァイが振り向き私を見る

「なに?」

「紅茶でも飲むか 奥さん 」

「おっ…奥さんって…リヴァイの?」


「俺以外の誰の奥さんになるんだよ!

一緒に暮らして5年だぞ 今さら恋人って感じじゃねぇだろ…」


リヴァイはラストネームを覚えてない 私は異世界人だからこの世界には存在してない人間

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