第4章 2人だけの誓い
目を覚ますと いつもより近い所にリヴァイがいた
うつ伏せに眠っている彼のサラサラの黒髪が寝顔を隠しているから 顔がよく見えるようにそっと髪に触った
昨日の夜は自分が自分でなくなるような下腹部から沸き上がる快楽に涙があふれ痛みに体が震えた
お互いを求めて溺れた余韻が私の体の至る所に残っている
優しくて 色っぽくて 時々苦しそうで 最後は射るような瞳で私の全てを見てくれたリヴァイは今はあどけない顔で眠っている
昨夜の行為を思い出すと 自然と体が彼の温もりを求てしまい抱きしめたくなるリヴァイに体を傾けると
昨日の最後の熱が下腹部の奥に残っているのに気付いてそっと布団から脱け出しシャワーを浴びに行った
軽く下腹部の奥に生理痛のような鈍い痛みを感じるけど それもリヴァイから愛された痛みだと思うと幸せな気持ちになるのが不思議だ
この世界に来てから子供に戻り5年が過ぎて体は元の世界と同じように成長はしたけど私の初潮はまだで
元の世界は13歳の時に始まったから気にかけてはいたけど 未だに私の子宮は未成熟のままらしい
なのに初エッチは済ませてしまったなぁ…
昨日は夕食も食べずに夢中になったから シャワーを浴びて気持ちが落ち着くと急にお腹が空いてきた
リヴァイは私以上に動き汗をかいていたから きっとお腹が空いてるはず!
なので昨日の夕食のメニューを朝から作る事にした
ブロッコリーを茹でてから胡椒とチーズをたっぷりかけて 真ん中に玉子を落としオーブンで焼いた物
トマトとタマネギ ジャガイモを入れたスープ
キャロットラペにレタスとハムを入れたサンドイッチ
デザートはオレンジ
メニューは決まっているから手際よく進めていると 寝室から音がしてリヴァイが起きた気配がした
オーブンの火を見ていたらリヴァイが後ろから抱きついて「おはよう」と眠そうな声で言った
「おはよう お腹空いたでしょ? 先にシャワー浴びてきてね 準備するから」
「あぁ…浴びたら手伝う」
リヴァイは料理をよく手伝ってくれるし後片付けもしてくれる
リヴァイは返事をしたけど私の背中からなかなか離れない…