第3章 からだと心
抱きしめられたリヴァイの胸元を『猫吸い』ならぬリヴァイ吸いをスンスンとするとやっぱり気持ちが落ち着く
5年も吸い続けている匂いはリヴァイが20歳になるまでに少しずつ大人の匂いに変わっていったけど私を安心させてくれる
さっきのキスのせいでリヴァイの体温も上がっているみたいでいつもより少し男の匂いが濃い気がする…
その匂いに私の女の部分が刺激されてリヴァイの匂いに酔っている自覚がある
「好き…」
スンスンと嗅ぎながら思わず口にしてしまい 聞こえたリヴァイが私の顎に手をかけて親指で唇をなぞった
私は椅子に座り リヴァイは立っているから私は自然と彼を見上げる
「俺も好きだ…」
リヴァイの顔が近づいてきたから今度は目を閉じた
さっきの優しいキスとは違いリヴァイの舌が唇に触れて上唇と下唇の間を舐めていく
背中にゾクゾクとした刺激が走り薄く開いた口の中に自分以外の舌が侵入してきて私の口内を動き奥へと逃げた私の舌に触れた
息が限界だった私は唇を離して息を吸い込む 何度か呼吸をしたら また舌を絡めるキスをされる それを繰り返しされるから頭がぼんやりとして力が抜けていく
リヴァイから流れてくる唾液を受け止めていたけど 飲めなかった2人分の唾液が私の口から溢れて顎を伝い首にまで流れた
その唾液をリヴァイは舌で舐めとり首に舌を這わす
「っ……あっ…」
私の口から甘い喘ぎがこぼれる 恥ずかしいけど腑抜けにされた私はされるがままで リヴァイは私の首に何度も吸い付き甘い痛みを与え その痛みは私の子宮を刺激して体が痺れていた
私より小さなリヴァイが難なく私を横抱きにする
ちょっと憧れていたお姫様抱っこは されてみると意外と不安定で 慣れないとちょっと怖いな…なんて事を腑抜けた頭で考えていた
ベッドに寝かされてリヴァイが私の上に股がり自分のシャツを脱いだ
一緒に住んでいればリヴァイの裸なんて着替えの時とか風呂上がりとかで見ている 初めて見る訳でもないのに今日のリヴァイは色気が溢れていて まともに見る事が出来ない
恥ずかしすぎて両手で顔を隠した
「なんだよ…何度も見てんだろ」
「だって…リヴァイの色気がすごくて見てられない」
リヴァイが「はぁ」と深いため息をすると 私の上から降りて隣で腹這いになった