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ぬらりひょんの孫〜鯉伴、もう一人の子供〜

第13章 封印




それから秀元は少しだけ晴明について話していた

要約すれば人間からは"天才"と信望されていたが、裏では妖と繋がっていて呪いや悪鬼を支配する術を使っていた...と

うん、間違ってない

「さてと、鵺が生まれるまでオレはねる。」

リクオに斬られた部分を縫い終わった土蜘蛛がそう言った



「土蜘蛛、安倍晴明って陰陽師やろ!?人の味方や、あんたら京妖怪は何がしたいんや!」

ゆらが叫ぶ

「人の味方ぁ?誰だよおまえ。

鵺は味方なんかになるか、使う側だからな。

おう...お前、おもしろかったぜ。」

最後の言葉はリクオに向けて言っていた

「女、お前は鵺の後に闘りあおうぜ。

じゃあのう、また闘りあおうや。」

それだけ言い残し、土蜘蛛は去っていった




『さ、弐條城に行く前に...全快にしないとね』

私は全員に治癒の術を施していく

竜二と魔魅流も治したかったが、第三の封印に行ってて治せなかった

「...すごいなぁ、サクラちゃんは。
おばあちゃんにも負けとらん」

『そう?あ、リクオ。新しい服用意してあるから着替えてね。』

「お、おう」

リクオは着替えに行った

『よし、これで大丈夫。』

「よし、じゃねぇ」

その声と同時に後ろから傷薬をかけられた

『鴆』

「...お前、脇腹見せてみろ」

『え、ここで??』

「そうだ。」

変態ですか??

『いやですけど??』

「嫌も何もねぇよ。男は反対向いてろ」

鴆がそう言うとリクオも含め、男勢は全員後ろを向いた

秀元もしっかり後ろを向いていた

「これなら文句ねぇだろ。」

『.....何でわかったの』

私は観念した

鴆に脇腹を見せる

「お前、よくこんなの放置してたな」

私は右の脇腹を負傷していた

龍炎寺で茨木童子の攻撃を鏡花水月で避けたはずだった...が

砂に足をとられ、攻撃を食らってしまった

事前に逃げる御札を仕込んでいたから茨木童子や鬼童丸にバレないように逃げ、その後も気付かれないように止血だけはしていた

なのに鴆はすぐに気付くあたり、やはり人のことをよく見ているというか、さすが鴆一派の頭領だなと思う








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