第14章 復活の時
城へ入り、リクオを先頭にどんどん中へ進んでいく
奥へ奥へと進んでいたその時だった
目の前から鬼童丸が襲いかかってきた
鬼童丸の攻撃をリクオが受け止める
「また会ったな、小僧」
「お前は...遠野で会った...」
リクオと鬼童丸が刀をかまえる
「ふむ...しかしここまでよう辿り着いた。だが、貴様の祖父のようにここから先へ通すわけにはいかん...!!」
鬼童丸が殺気と畏を飛ばしてくる
その気配は周りの妖達にも影響していた
「おぬしに、京妖怪の宿願を阻む大義があるとはとても見えんな。
京妖怪千年の宿願を!」
グラ...
ドドドド...
城が揺れ始める
『!まさか...』
「...まずいな、出産が始まったんか?」
秀元がそう言った
「どけ!おっさん」
「断る。改めて聞こう...百鬼を率いてどうする?私怨以上の大義があるのか!?
貴様も妖なら真の闇の主「鵺」の復活を共に言祝ぐべきだ...そして我ら京妖怪の下僕となり、理想世界の建設にその身をささげるのだ。
したがわぬのならば...ここで死ね!」
「なるほど、闇が人の上に立つ...確かに面白そうな話じゃねぇか。
オレも妖怪だ...血がうずく」
そう言ったリクオはニヤリと笑っていた
「!?リクオ様!?」
奴良組の妖たちが驚き、氷麗はリクオに声をかけていた
「ほう.......ならば、なぜしたがわぬ?」
「簡単さ、妖怪は悪...確かにそうだ。
人間相手に悪行三昧...人から畏れられる存在...ただよ、それでもオメーらとは違うんだ。」
「なに...」
「てめーらみてぇに人間のモンふみつけにして人の上に立つってのはよ、オレの理想とはかけはなれてる。
妖の主ならよ、人間にゃ畏を魅せつけてやんなきゃあな。」
リクオはそう言って鬼童丸に刀を向ける
「フン...昔、京妖怪と江戸妖怪の違いを"火"にたとえた奴がおったな。
"畏"という名の火薬を使い、闇に華をさかせて人を魅せる"花火"が江戸の妖怪だと。
一方で我々の"畏"は闇に燃える"業火"...全てを焼き尽くし人には"恐怖"を与える...しょせんは.....相容れぬ存在というわけだ。」